プラセンタとは胎盤(たいばん)の事であり、妊娠時に赤ちゃんとへその緒でつながっていて、様々なホルモンを分泌し赤ちゃんを育てる神秘的な組織です。
ヒトの胎盤から抽出されたエキスの有効成分を、プラセンタエキスと呼びます。プラセンタエキスを注射することにより、プラセンタが体内にとりこまれ、美容や疲れなどに効果を発揮します。
医療用に使われているプラセンタ注射薬は、メルスモンとラエンネックの2つの製剤が厚生労働省で医薬品として認可されています。いずれも日本国内の産婦人科で健康な母親から正常分娩で生まれた胎盤を使用して作られたものです。
プラセンタ注射(一般名 ヒト胎盤繊毛分解物の水溶性物質)には、ラエンネックとメルスモンがあります。
ラエンネック、メルスモンに大きな差があるわけではありませんが、1本(2 ml)あたりの胎盤含有量は、ラエンネックのほうがメルスモンよりも10%ほど多くなっています。
添加物として、ラエンネックにはpH調整剤と、製造工程中に使われているペプシンや乳糖が含まれています。メルスモンには添加物としてベンジルアルコールが0.03 ml含まれています。体質的にこれらの添加物にアレルギー反応を起こす方がいますので、痒みや発疹などが出現した場合は薬剤を変えた方がよいでしょう。
疲労回復、美肌、冷え性・血行促進、更年期障害、肝機能障害などに有効です。 プラセンタは1回に2アンプル以上が効果的です。
プラセンタ注射製剤はヒトの胎盤組織から作られますので、理論上は感染の危険性はゼロではありませんが、B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの各種ウィルスのチェックや、酵素処理や高圧滅菌によりウィルスを完全に不活化させています。昭和31年から日本でプラセンタ注射の治療が開始されて以来、クロイツフェルト・ヤコブ病を含めて感染症の報告は一例もありません。但し献血はできません。
上腕外側・お尻への注射
プラセンタ注射は、皮下注射として上腕外側やお尻へ打つのが一般的です。
上腕外側やお尻は痛みを感じにくく費用も筋肉注射より安く済み、一定の吸収・浸透速度を確保できます。
筋肉注射
一方で、筋肉注射は筋肉層に注射するため皮下注射より痛みが伴いますが、筋肉層には血管が多く薬剤の吸収速度が早く浸透しやすいことから、効果を実感しやすくなります。
このように、プラセンタ注射は打つ場所によって痛みや効果の程度が異なるため、個々の目的に応じて打つ場所を選択することが大切です。
過去60年間もの間、国内で一例も感染症の報告はありませんが、厚生省が「ヒトの血液や組織を使用した治療を受けたものは、理論上感染の危険性がゼロではないため、献血ができない。」と一律に決めたこともあり、プラセンタ注射を一度でも受けると献血ができなくなってしまいます。これはプラセンタ製剤だけではなく、ヒトアルブミンや輸血を受けた方なども同様に制限されます。
プラセンタ注射の主な副作用は、注射部位の内出血、疼痛、発疹、熱感、掻痒感、硬結です。
内出血はどんな注射や採血でも起こり得るもので、起こったとしても、長くて2週間程度で自然と色が薄くなり、治っていきます。
硬結は1~2日で消失しますが、同じ部位にばかり注射をしていると、稀に硬結が残ることありますので、気になるようであれば中止してください。当院では、毎回左右で部位を変更して注射をし、皮膚が硬くならないように予防しています。
稀にアレルギー症状(発疹、蕁麻疹、掻痒感、発熱)を起こすことがあります。また、さらに極稀ですが、アナフィラキシーショック(血圧低下、呼吸困難など)、急性肝障害が報告されています。
その他に、頭痛、閉経後の生理、軽微な生理不順や不正性器出血、女性化乳房、眠気、だるさ、体重増加が報告されています。頭痛はラエンネックで報告されていますので、気になる方はメルスモンへ変更することをおすすめします。眠気やだるさは自律神経の興奮を抑える作用のために起こりますが、通常1日で取れます。眠気を感じた際は、車、バイク、自転車などの乗り物の運転は控えてください。体重増加は、プラセンタが消化吸収を促進する作用があるためと言われていますが、極端に増えることはありません。
プラセンタ治療(一般名ヒト胎盤繊毛分解物の水溶性物質)の限定要件解除について
限定解除要件
1.当院で使用しているプラセンタ注射は、厚生労働省で医薬品として認可されています。ただし、保険適応として認められているのは慢性肝疾患における肝機能の改善です。当院では、目的が異なるため自由診療となります
2.入手経路等
当院では、国内で製造・販売している製剤を国内販売代理店経由で入手
3.国内承認医薬品の有無
ヒト胎盤抽出物を一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります
4.諸外国における安全性情報
現在重大なリスクは報告されておりませんが、vCJD(変異型クロイツフェルトヤコブ病)の伝播の理論的なリスクは否定できません
5. 医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
(※)「個人輸入において注意すべき医薬品等について」は下記よりご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/overseas_report/index.html
料金
1アンプル 600円
3アンプル 1500円
5アンプル 3500円(点滴)
〒879-5102
大分県由布市湯布院町川上2518-1
TEL:0120-848-485
TEL:0977-75-9082
診察時間:
診療日
09:00〜17:00
水・木・金・土
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休診日
毎週 月曜日 ・火曜日
第2日曜・第4日曜