歯髄由来幹細胞上清液
歯髄由来の幹細培養上清液は、ヒトの歯の中心にある神経部分(歯髄細胞)から採取した幹細胞の培養上清液です。固いエナメル質・象牙質に囲まれた部分にあるため、がん細胞の侵入など外部からの影響を受けにくく、非常に質がよい幹細胞を含んでいると言われています。赤ちゃんから老人までどの年齢層のヒトも歯髄幹細胞はありますが、若い細胞のほうが成長因子を多数含んでいるため、幹細胞培養上清液として使用する際には、乳児の歯(乳歯)を使用します。
幹細胞治療も幹細胞培養液治療も、細胞を修復したり再生したりする力を応用する点では同じですが、決定的に違う部分があります。
それは、幹細胞治療は、患者自身の幹細胞であるのに対し、幹細胞培養上清液は、ヒト由来ですが、他家の幹細胞を培養した際の上清液を使う点です。
幹細胞と同様に、厳重に管理された培養施設で製造され、ウイルス検査をはじめ、安全性にも問題ない臨床医療品ですので、幹細胞治療と同様に、安心して治療をうけることができます。
幹細胞培養上清液には、培養の際に放出されたサイトカインやエクソソーム、その他、500種類以上もの成長因子が多く含まれており、症状によっては、幹細胞治療に近いレベルでの効果が期待できます。
サイトカインとは免疫に関与する低分子(小さい分子量)の特定のタンパク質の総称のことです。サイトカインには免疫や炎症に関与する物質が多く、主として特定の細胞間の情報伝達を担っています。さらに、細胞同士の相互作用や情報の伝達と交換、細胞動態にも影響を与えており、細胞の生存や正常な維持に欠かせない物質です。
全身エイジングケア
培養上清には、幹細胞から分泌されたさまざまなサイトカインが豊富に含まれています。
サイトカインは、細胞から分泌されるタンパク質で、細胞の増殖や分化などを調節する働きを 持ち、体内の損傷を受けた組織や細胞の機能回復に重要な役割を果たしています。サイトカ インを豊富に含む培養上清液は、老化などにより衰えた細胞の回復を後押しするため、さまざまな健康と美容に対する効果が期待できます。