形成外科の傷跡修正について
形成外科では、傷跡を「完全に消す」ことは難しいものの、現在の医療技術で可能な限り目立たなくする治療を行います。傷跡修正の目的は、傷跡の赤みや盛り上がり、へこみ、色素沈着などを改善し、周囲の皮膚となじませることで、見た目を自然な状態に近づけることです。当院では炭酸ガスレーザーを使用してレーザー治療いたします。

傷跡修正の目的と保険適用

傷跡修正には、医療目的と美容目的があります。

医療目的

やけどや外傷による引きつれ、痛み、かゆみなどの機能的な問題がある場合や、社会生活に支障をきたすような「醜状痕」と医師が診断した場合、条件付きで保険が適用されることがあります。

美容目的

機能的な問題はないが、見た目を改善したい場合、基本的に保険適用外の自由診療となります。

形成外科専門医による傷跡修正

形成外科専門医は、傷跡の状態を正確に評価し、最適な治療法を選択することができます。また、傷跡の縫合技術や、Z形成術、W形成術などの特殊な技術にも精通しており、より自然で目立たない傷跡を目指すことができます。


レーザー治療のメリット


レーザー治療のメリットは2点ございます✨

 

①レーザー治療は手術と比べると術後の安静などが必要ない為、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。その為、ご多忙な方でも治療を受けていただくことは可能です。

 

②レーザー治療は保険適応ではない為、自費治療になりますが手術と比べる費用が抑えれるのもメリットの一つです。


治療の流れ


初診時は、ご記入いただいた問診表をもとにカウンセリングと診察を行います。

患者さんのお悩みをじっくり伺い、傷跡の状態や改善の程度の確認をさせていただいた上で最適な治療をご提案させていただきます。

レーザー治療の内容にご納得いただき、同意書をご記入いただき治療日の日程を決定いたします。(原則診察当日はレーザー治療は行いません。)

ご不明な点や質問などがありましたらカウンセリング・診察時にお気軽にご相談ください。

治療当日は、洗顔をしていただき麻酔を塗布いたします。レーザー治療では表面麻酔(塗る)で行います。洗顔後に塗布し30分~1時間程お待ちいただき治療を開始いたします。

 

麻酔の効果を確認後、レーザーを照射します。

傷跡の部位や大きさによって変動しますが、大体5分~15分程度が目安となります。

治療後は、皮膚の状態に合わせて痛みや腫れを抑えるため軟膏やガーゼで保護します。その後、術後の経過が良好になるようにご自宅でのケアの方法や注意点などをご説明させていただきます。

処置方法や経過についてなど分からない点やご不安な点がございましたらお気軽にご相談ください。